犬は、高タンパク・低脂肪な食材が一番体に良いとされています。
これにピッタリ当てはまる数少ないお肉の中でも、とくに鹿肉は、馬と同じように体温が高いため肉の中の菌の繁殖率が低い、低アレルゲンなどの特長をもつ貴重なお肉です。
さらに、見た通りほとんど脂肪がない動物ですから、綺麗な赤身のヘルシーミート。
愛犬の健康的な体格づくりにもってこいの食材です。
また、低脂肪でも、滋養強壮にもバツグンなお肉といわれているほど栄養価の高いお肉ですので、主食として安心して与えられます。
また、脂身が少ない = 消化の負担が少なく、おなかにもやさしいので、体に負担の少ないものを食べさてあげたいシニアのワンちゃんにもおススメです。
フランス料理などで使用されるように、ヨーロッパ諸国では常食されている高級食材。
鹿は草食動物ですので、肉質は牛にもよく似ていますが、マグロのようにいっそうやわらかく、淡白であっさりした味わいです。
くせは、ほとんどありません。
犬にとってもすごく食べやすくて、おいしいお肉です。
鹿肉は動物性のタンパク源から唯一、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)を吸収できる食材です。
これらは通常、魚脂に多く含まれていますが、生魚はよほど新鮮なものでなければ与えられません。
つまり、DHA、EPAを新鮮な生食材から摂取できる機会はほとんどないのです。
そのような意味でも、鹿肉はとても貴重な食材です。
※EPA・DHAはアルファリノレイン酸から生成される不飽和脂肪酸です。
さまざまな食材から栄養を摂取することは、健康なからだ作りにより良い効果をもたらしますので、馬肉や鶏肉などのスタンダードなお肉に加えて、ぜひ鹿肉もローテーションで取り入れていってください。