盲導犬訓練士の
滑らかなリードさばきには
人と犬が本当の意味でつながるための
大きなヒントがありました。
きみの笑顔を、もっと見たいから。
きみと一緒に、もっと楽しく
過ごしたいから。
気持ちの良い毎日のための
こだわりが詰まったこの一本を手に、
さあ、今日も、出かけよう。
ご購入金額の一部は盲導犬総合支援活動に役立てられます。
Story
はじまりは、一本のリードから
Connect with your dog
本当の意味で“犬とつながる”
リードを作りたい
わたしたちwe dog & cat home furnishingと盲導犬総合支援センターとのお付き合いが始まったのは、2018年。きっかけは支援センターのサテライトショップで取り扱うリードについてのご相談でした。
詳しくお話を伺うと、盲導犬訓練用のリードは製造本数が限られており、盲導犬を引退した犬やキャリアチェンジをした犬が同じリードを使おうとしても、一般家庭に供給する数が不足していて使えないでいるとのこと。
それならば、盲導犬の訓練はもちろん、大型犬から小型犬まで幅広い家庭犬が同じように使える、ハイクオリティのオリジナル犬具を作ろうと「GOOD MANNERS DOG」プロジェクトがスタートしました。
TIPS FOR BEST RESULTS
リードを“手繰る(たぐる)”
その言葉と動きが開発のヒントに。
「GOOD MANNERS DOG」プロジェクト初のプロダクトとして開発したのが、「SMOOTH LEATHER LEASH」です。直訳すると「滑らかな革のリード」ですが、それは盲導犬訓練士の第一人者である多和田 悟さんの訓練の様子を目にしたとき、リードを扱う動作がとても滑らかであったことに由来しています。
また多和田さんは「リードを手繰る(たぐる)」という言葉をよく使っておられました。リードで犬をスルスルと手繰り寄せながら指示を出すことで、犬も言葉をよく理解し、正しい動きへと促されていました。
私たちがリードを使うとき、「おい、こっちに来い!」とばかりにグイグイ引っ張って、犬を抑えるための道具として使ってしまいがちですが、この “手繰る” という動作をスムーズに行うことが、犬を正しくリードすることにつながるのではと気づいたのです。
Profile
お話を聞かせていただいた
多和田 悟さん
1952年、滋賀県出身。青山学院大学文学部神学科を中退し、1974年日本盲導犬協会小金井訓練センターに入所。富山県支所を経て1982年から(財)関西盲導犬協会訓練部長に。
1987年、のちに書籍「盲導犬クイールの一生」、映画「クイール」となったクイール号を訓練。
1995年、オーストラリア・クイーンズランドにある盲導犬協会にシニア・コーディネーターとして招かれる。帰国後、関西盲導犬協会シニア・コーディネーター、
2004年から日本盲導犬協会盲導犬訓練士学校教務長、
2012年協会理事に就任。
国際盲導犬連盟のアセッサーとして世界各国の盲導犬施設を査察するなど、国際舞台でも活躍。
HOW TO USE LEASH
弛ませて持ち、時に手繰り寄せる。
リードを張らないことがいちばん大切。
製品開発にあたり、盲導犬訓練士が考えるリードの正しい扱い方を教えていただきました。まずリードの持ち手を右手親指にかけ、残りの指4本でリードの余った部分を握り込むように持ちます。左手は、流したリードの上から軽く握るように添えるだけで十分です。
リードは軽く持って、いつでも犬を離すことができるような状態にしておきながら、必要に応じて、リードを握ったり、緩めたりすることでコントロールします。
本来リードは犬を引っ張って抑制するものではないため、常に短く持つ必要や、太いロープである必要はありません。実際に盲導犬訓練士が使用しているリードは180cmくらいの長さがあり、犬が引っ張ったり、先に行ったりしてしまいそうな時には「COME!」と声をかけ呼び戻します。犬に自由を与えて、考えるチャンスを与える、この距離感がとても重要なのだそうです。犬にとって安全な距離のことをセキュリティーディスタンスと呼びますが、常に引っ張り合ってしまっているということは、セキュリティーディスタンスの距離感に問題があるということかもしれません。
SMOOTH LEATHER LEASHスムーズレザーリーシュ(リード)
- サイズ
- 幅 / 12mm
長さ / スタンダードリード使用時 約1.2m(ショートリード使用時 約74cm)
レバー /
【S(小型犬向け)】3cm(10g)、
【M(大型犬向け)】 6cm(30g) - 素材
- レザー、真鍮
- カラー
-
- 生産国
- 日本
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Feature
一本のリードに込めたこだわりと美意識
feature.01
手になじみ、丈夫な
厚さ4mmの一枚革。
リードをスムーズに扱うためには、手になじみがよいことと、安全に使える丈夫さが必要。オールレザーで作りたいという思いを胸に、犬具よりはるかに歴史が深い馬具の革を参考に、たどり着いた答えは「圧倒的に滑らかな手ざわりのヌメ革」「厚さ4mmの一枚革」「無駄な装飾をなくし機能美を追究する」でした。
縫い合わせや接着を一切しない一枚革で作ることで、リードを手繰る際にもステッチなどの余計な引っ掛かりが生じません。また使用する部位を、とりわけ硬く丈夫で伸縮率がとても低い牛の背のみとすることで、使い込むほどに柔らかく手になじむけれども伸びすぎない、リードに最適な納得のいく革を見出すことができました。
feature.02
扱いやすく、思いを伝えやすい、
こだわりの幅12mm。
大型犬にはもっと幅広のリードがよいのでは?というご意見を伺いますが、実は盲導犬訓練用のリードの幅も12mm前後。大型犬には幅広のリードという考えは必ずしも全てにはあてはまらないのです。私たちが考える良いリードとは、まず人が扱いやすく、犬に人の思いを伝えやすいものと定義しています。それが試行錯誤した結果の12mm幅であり、リードを手繰り寄せても手の中に収まり、スルスルと滑らかに扱える仕上がりになっています。小型犬から大型犬まで扱いやすい12mm幅をぜひご体験ください。
feature.03
安全性が高く、愛着が湧く、
真鍮製レバーナスカン。
SMOOTH LEATHER LEASHのこだわりのひとつに、爪の部分が重なることで外れにくい真鍮製の“レバーナスカン”を使用していることがあります。犬用リードには、単価の安さからシンプルな構造の“鉄砲ナスカン”を使った製品が多く、世界的にみても8割以上がコストダウンのために“鉄砲ナスカン”を使用していると言われています。ただ“鉄砲ナスカン”は金具同士が少し干渉するだけで簡単に外れてしまうことがあり、小型犬がクルクル動き回っている最中に外れてしまったなどの事故が、確率的には少ないものの実際に起きています。犬の命をつなぐリードだからこそ、事故の可能性を可能な限り抑えていきたい、そんな思いを小さなパーツ選びにも込めています。また真鍮は、レザーと同じく経年による表情の変化を楽しめる素材で、使い込むほどに一つ一つ違った深みや味わいが生まれます。自分と愛犬をつなぐプロダクトとして、成長の思い出と共に愛着を持ってご使用いただけたら、ものを作り、売るお店として、これ以上の喜びはありません。
feature.04
職人の手仕事と美意識が生む、
唯一無二のクオリティ。
もうひとつのこだわりは、機械生産にはない、職人による繊細で確かな手仕事でしか実現できないクオリティを追求したことです。たとえば革職人は、国内のタンナー(製革業者)から仕入れたレザーを、丁寧な手作業でリードに適した仕様へと仕上げていきます。裏面の目止めや毛羽立ちを抑える処理を施し、より密度が高く丈夫な状態に。裁断面(コバ)を丁寧に磨き、角の面取りを行い、ストレスのない滑らかな手ざわりに変えていくのです。また折り重なる部分をほんのわずかすくことで、手縫いでかがって仕上げた後も、周りとの厚みが均一になるようにし、華美な装飾は排除しつつ、機能的にも美観的にも納得のいくものに仕上げています。職人の手仕事によるプロダクトコンセプトは「Design without decoration/装飾を排したデザイン」「Design follow the function/デザインは機能に従う」であり、約100年前にドイツで生まれ今もなおデザインの世界に大きな影響を与えている、バウハウスの思想に由来しています。
feature.05
人と犬が本当の意味でつながるために、わたしたちができること。
目に見えない部分、あるいは目に見えていても意識されない部分。デザインに込めた想いや職人の技術は、そこに宿るものだと私たちは信じています。人と犬とのつながりも、目には見えないけれども、確かにあって育んでいくもの。「GOOD MANNERS DOG」のプロダクトが、人と犬との本当の意味でのつながりを強くしていくためのものになればと願っています。
GOOD MANNERS DOGは、we dog & cat home furnishingが企画・製作をおこなう一般社団法人「盲導犬総合支援センター」のライセンス商品です。
GOOD MANNERS DOGシリーズ商品の売上の一部は、「盲導犬総合支援センター」を通じて、補助犬の育成支援や、障がい者の社会参加の支援活動に役立てられます。ものづくりを通して、犬が人を助け、人が犬を助ける社会循環をめざしています。
支援活動のご紹介
一般社団法人「盲導犬総合支援センター」は、目やからだに障がいのある方への支援、そしてそのパートナーである補助犬の育成を支援する団体です。売上から集められた寄付は、
・盲導犬や盲導犬ユーザーに関する認知拡大のためのPR活動
・支援活動を継続していくための運営費
・盲導犬の育成支援
などの支援活動全般に役立てられています。
愛犬家の皆様にご理解いただけますと幸いです。
item
盲導犬総合支援センターライセンス商品
SMOOTH LEATHER LEASHスムーズレザーリーシュ(リード)
- サイズ
- 幅 / 12mm
長さ / スタンダードリード使用時 約1.2m(ショートリード使用時 約74cm)
レバー /
【S(小型犬向け)】3cm(10g)、
【M(大型犬向け)】 6cm(30g) - 素材
- レザー、真鍮
- カラー
-
- 生産国
- 日本
Faq
よくあるご質問
本革は水濡れに弱く、傷やヒビの原因となるため、雨の日はご使用を控えていただくことをおすすめします。濡れた場合は、出来るだけ早く柔らかい布で水気を拭き取り、風通しの良い場所で乾かすようにしてください。あらかじめ、防水スプレーやメンテナンスオイルで保護していただくのもおすすめです。
直ちに害を心配する必要はありませんが、リードは犬が舐めたり噛んだりしないように管理・保管してください。濡れた後は柔らかい布で乾拭きしていただくことで、錆の防止になります。
日々のお手入れは、ブラッシングや乾いた布で拭き取りを行なってください。とくに濡れた後は、すぐに水気を拭き取ることでレザーのシミや傷み、真鍮の錆を防ぐことができます。乾燥が気になる時には、オイルやクリームを塗って陰干しで乾かし、乾拭きで仕上げてください。最後に防水スプレーをしていただくのもおすすめです。金具の動作が悪い時には、潤滑剤をご使用ください。お手入れをしながら、リードの状態を定期的にチェックして、故障がある場合はすぐにご使用を中止してください。
故障の箇所や状態によって、修理が可能か見きわめさせていただきます。まずは、状態が分かるお写真を添えて、カスタマーサービスまでお問い合わせください。
修理のお問い合わせは 【 こちらから 】
本品は安全性を十分に考慮した上で製作しておりますが、100%の安全を保証するものではありません。経年劣化によるパーツの破損に伴う、万が一の事故などに備えて、金具の破損やゆるみが無いかなど、十分にご確認のうえご使用ください。ただし、ご購入日から2ヶ月以内に通常のご使用において金具が外れた場合は無償で修理させていただきます。
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