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人も犬も猫も、命にかかわる大きな問題の「熱中症」。

ここ数年は、ニュースでも「危険な暑さ」ということばがよく使われています。

ですが、熱中症は正しく予防できれば、100%回避できるとも言われているものです。

愛犬、愛猫の熱中症を防いであげられるのは、オーナーさんだけですので、空調や飲み水の管理に十分に気をつけてあげることはもちろんのこと、「もしかして熱中症?」という初期症状があらわれたら、すぐに気づいてあげられるようにしていきましょう。

 

Index


 

 

熱中症にならないために


 

<1.環境について>

  

犬と猫の飼育の適正温度は18〜28℃。
湿度は40〜60%が適正で、30%以下、70%以上になってはならないとされています。

気温だけでなく、湿度にも注意が必要ですので、お留守番時の空調管理は当たり前ですが、一緒にお家にいるときにも、変わった様子はないか気にかけるようにしていきましょう。

 

夏の間はケージや犬小屋の位置も見直して、日が当たらない場所に移動してあげることも大切です。

また、「クールボード」をお家の中などに置いてあげると、寝ている間に熱がこもりにくくなりますし、電気不要で使えるタイプは、停電などの不測の事態にも役立ちますので、用意しておくと安心です。

 

<2.お散歩について>

 

 

お散歩の時間は気温が上がる前の早朝か、日の沈んだ時間帯に行くようにしましょう。

日中のアスファルトは、60℃以上になってしまうこともあり火傷の危険もあります。

特に体の小さな小型犬は地面とからだの距離が極端に近いため、照り返しの暑さをダイレクトに受けてしまいます。

最近は、朝8時前にすでに30℃を超えてしまう日も珍しくありませんので、朝ならOK!ではなく、その日その日の天候にあわせて、危険を避けていきましょう。

 

 

<3.水分補給>

 

 

そして、もっとも大切な、水分補給。

水分をしっかり補給するためには、お食事用とは別の「フードボウル・容器」を取り入れたり、吸収率の良い水分をたくさん得ることができる「生肉の手作りごはんを与えたり、お水に風味をつける「ふりかけ」を使うのも効果的です。

ですが、お水は一度に大量に飲んだとしても、排尿量や回数が増えるだけで、実は効果半減。

少しずつでも、こまめに飲むことが脱水・熱中症予防のポイントとなります。

またドライフードを主食にしている犬猫たちは、十分な水分を確保できていないケースが多いため、飲水量のチェックも習慣づけていきましょう。

シニアは枯渇感が低下し、あまり水を飲まなく待ってしまうことから、さらに脱水症になりやすくなりますので、特に注意が必要です。

 

熱中症の症状は?


 

犬や猫は汗腺が少なく、体温調整がすぐにできません。

犬はパンティング(口呼吸)によって体温の調整を行っていますが、気温や室温が体温よりも高くなったり、運動などによってからだに熱がたまってしまうと、パンティングでの体温調整が追いつかなくなってしまいます。

また猫は、主に毛づくろいで体温調整をしていますが、パンティングを長くしている様子が見られたら、危険信号です。

 

 

【熱中症の初期症状】

・パンティング(口呼吸)が荒い
・ぐったりしていて元気がない
・ネバネバのよだれが出る
・歩くとふらふらしている
・食欲がない
・心拍数の増加  etc.

 

【熱中症が重度の場合】

・嘔吐
・下痢
・けいれん
・意識不明  etc.

そして対処が遅れてしまうと、死亡にいたるケースがあります。

 

熱中症かも!?と思ったら


 

熱中症の症状が見られたら、まずはすぐにからだを冷ます処置をしましょう。

冷房のきいた室内や、車の中でも冷房をきかせて休ませたり、からだに水をかけて熱を冷ましてあげます。

濡らしたタオルをからだに巻いてから、流水をかけると全身に水がいきわたりやすくなりますのでおすすめです。

かける水は、冷たすぎるとからだの毛細血管が収縮して、かえって体温を放散しなくなってしまいますので、氷水などを使う必要はありません。

特にそけい部やわきの下、足の裏を冷やしてあげると効果的です。

同時に、すぐに動物病院へ連絡して、獣医さんに判断を仰ぐようにしてください。

 

 

旅行やキャンプなど、楽しいことがたくさん待っている夏。

また、日々のお散歩だって、夏の間中お休みしているわけにはいきませんから、十分な対策・予防をしながら、暑い季節を乗り切っていきましょう。

 

 

 

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