私たちと、盲導犬総合支援センターとのお付き合いがはじまったのは、2018年。
我が家で盲導犬協会からキャリアチェンジ犬のラブラドールをボランティアで迎えて、半年ほどが過ぎたころのことでした。
私たち自身、新しく迎えた家族のためにも、大型犬向けのオリジナル製品の企画を考えていたところ、支援センターの方からご連絡をいただき、盲導犬の訓練士が使うためのリードが不足している、とのお話を伺いました。
それならば、盲導犬の訓練でも、また小型犬〜大型犬まで日常のお散歩でも、同じように使えるオリジナルのリードを作ろう、ということで、「SMOOTH LEATHER LEASH（スムーズレザーリーシュ）」が誕生しました。
SMOOTH LEATHER LEASHの名前の由来は、直訳すると「滑らかな革のリード」となりますが、ここにもある想いがあります。
それは、盲導犬訓練士の多和田さんにお会いした時に目にしたリードの扱い方が、とても滑らかだったこと。
多和田さんはリードを手繰る（たぐる）という言葉をよく使っていました。
リードでスルスルと犬を手繰り寄せながら犬に指示を出すことで、犬も言葉をよく理解し、正しい動きを促しているようです。
私たちがリードを使うとき、「おい、こっちに来い」とグイグイと引っ張ってしまったり、犬を抑えるための道具として使ってしまいがちですが、この “手繰る” という動作をスムーズに行うことが、犬を正しくリードするポイントなのかもしれません。
このプロダクトが、人と犬との本当の意味での繋がりを強くしていくためのものとなればと願っています。
